20120517 的確なdis
SR3を観に行ったのであります
わたくしはこのサイタマノラッパーシリーズが好きで
何が好きかって
このシリーズはゴリゴリの音楽映画ではなく
プロのラッパーの話でもないわけですが
ラップ好きの若者のへたくそだけど思い込めまくりなリリックがここまで影響あるのか!
ってくらいにごく平凡な一般人のわたくしには本当に響いてくるところなんですよね。ええ。
もともとラップ=チャラいと思っていたところ
ライムスターのリリックを聴いて度肝を抜かれ
そういえば櫻井翔さんのリリックは魂ではないかっ!と再確認し現在に至っているわけですが・・・
「リリックで自己表現」を最大限に魅せつけられる映画なんすよね
ででで何といっても今回わたくしのお気に入りシーンが
「MCバトル」のシーン
今までのシリーズには無い迫力で見入ってしまった。吸い込まれたと言ったほうがいいのか・・・
そのシーンを見て思ったことが
「MCバトル」とサポーターの応援は似ているような気がするということ
「MCバトル」はお互いに言葉をぶつけ合い相手を「的確にdisる」ことが要されているのだけれど
サポーターのゲーフラでの言葉のぶつけ合いとか
ブーイングとかなんか近いものがあるように感じてしまって・・・
その・・・「ただの悪口」じゃないところがポイントなんですよね
「的確なdis」っていうのがすごくおもしろいわけで・・・
そのセンスも問われるから余計おもしろいんだけれど
だから「dis」を返さないスタンス?(というか返せないのか?)のチームは
すごくすごくつまらない
「ただの悪口」扱いをする人もまだまだ多いのも事実だし
悪口を言うことは悪い事という世の中だけれど(いや、悪口は良いことではないんだけれど)
「的確なdis」は表現であり、自分の意見なわけだから
それに対して自分の意見を的確に返せばいいのだよね
それが討論っていうか
「悪口いわれた!!だからキライ!」みたいなのがすごくつまらない
それは普段の生活でもそうだけど
「キライ」の3文字で片付けんなや!
返してこいよ!お前の意見!
500倍にして返してやるから!
ぐらいの張り合いって必要じゃないかしら・・・
だし、それがスポーツの世界には許されて良いと思ってるから面白いわけですよ
選手も、選手に対するサポーターも、相手チームに対するサポーターも
こんなに熱くなれて一体になれるおもしろさ
的確ではないあきらかに侮辱や差別な発言や行動はレッドカードだし許せないけど
的確かつセンスの良いdisはわくわくさせてくれるね
プレーもそうだろうよ。スポーツは騙し合いがおもしろいのだから
Jリーグも安全なのは本当にありがたいし誇りだけど
もうちょっと色々張り合っていいっすよね
まだまだ抑圧が多い世の中だけど
こういうときこそ・・・って思うんです
って映画の話に戻りますが今までシリーズに比べるとダークで
え?やりすぎじゃない?と思ったけど
意外とよくあることらしいと聞いておどろいた フハハハハh
マイティ(主人公)のラップを一度も聴いたことがない彼女にに向けてのパンティラップも絶妙だし
彼女のブスさも絶妙
でもやっぱMCバトルシーンは名シーンだわほんと